第21号(2004.9.1) 今年は去年と違い、日本の夏らしい夏でしたね。 夏らしい夏が過ぎて、残暑の時期。 ビールで胃が参ってしまった方、暑さ自体に疲れてしま った方、夏バテを引きずっている方、クーラーで体調を 崩してしまった方、いらっしゃるのではないでしょうか。 昔から暑さ除けや、体力回復には諸処の説があります。 お茶にも、砂漠で飲まれているお茶があります。 普段は「茶外茶」と呼ばれるもので「八宝茶」。 もう良くご存知の方も多いかもしれません。 「八宝茶」は、時として「茶」の葉が無い物もあります。 あってもごく少量で、わずかにブレンドされているだけの 物が大半です。 他に何が入っているのかと言えば、乾燥した果物や花です。 様々なブレンドが存在し、一概に「八宝茶」と言っても誰も が同じ味と形状は思い浮かべないだろう、というくらいです。 ポピュラーなものに、菊花を中心にブレンドしたものがあり ますが、それも他の成分は様々で、多分同じ会社の同じ名前 のお茶でも、その年によっても違うかもしれません。 大抵は氷砂糖と一緒に一袋に花や果物や茶葉が入っていて、 氷砂糖は好みで取り除いたり足したりします。 果物には甘味が強い羅漢果や葡萄などが使用され、ほんのり とした天然の甘味を助けてくれます。 クコ、銀花なども多く使われ、いわゆる漢方薬になるような 果物、花を、煎じて飲む感じのお茶が「八宝茶」です。 この滋養強壮に良いお茶を、砂漠の民は一日中、時々氷砂糖 を足しながら飲むのだと聞きます。 太陽の照りつける砂漠でぬるく冷めた「八宝茶」を飲むのは、 きっととても身体にしみるような効果があるのでしょう。 消耗したエネルギーを氷砂糖で補給し、失ったミネラルや ビタミンを、果物や花で補給する。 即席でありながら、手の込んだ栄養ドリンクです。 甘味の嫌な方は氷砂糖を外して、まずお好みの濃さまで煎じ て飲んでみて下さい。 苦いのが嫌な方は、菊の花を1つにしておくとか。 薔薇、菊、レーズン、プルーン、他にも乾燥させてあるもの を既存の「八宝茶」に足したり引いたり。 お好みの味を見つけたら、ご自身でお好きな茶葉と共に花や 果物をブレンドしてみるのも楽しいですよ。 また、このお茶は見た目がとても華やかで美しいです。 ガラス器や白い器で、ちょっと蓋をして蒸らして下さい。 素材の色と形が楽しめます。