第16号(2004.2.1) ぼんやり考えていたのですが、人はどんな時にお茶を飲むのでしょう。 乾きをいやす飲み物として、気分転換に、人と話しながら。 身体の都合でも、様々な場面で『お茶を飲みましょう」があります。 炭酸や果汁などのソフトドリンク類も、私は好きで飲みますが、飲んだ 後に何か口に嫌な香りや味が残る事があります。 そして「お茶で口直し」と茶碗に手が伸びて行きます。 年齢を重ねるに連れ、少しだけ口から入る物に対して考えることも多く なってきました。 自分というよりも家族の身体にとってどんなものだろうって。 健康のためと飲むお茶を、属に健康茶と総称しています。 見かけて効能や成分を良く読むと、大抵は昔から良いと言われてきた 植物であることが多いのです。 日本人が生まれてから、普段一番飲みつけて来た日本のお茶にしても、 元をただせば中国茶、紅茶の葉と大元の種は同じだと言われています。 それがこんなに種別に枝分かれしているのは、醗酵度、産地、工程の 違いなどによるもので、それによってまた効能も微妙に異なってきます。 薬効といっても良い効能があるお茶も中には数多く見られます。 こんなことを更にぼんやり考えていたら、 『お茶もちょっと考えて飲めばもっと今より元気な暮らしができるかも なあ・・・』という当たり前のことでした。 冷え性な方が冬に焙煎の浅いお茶を飲んだり。 胃の弱い方が身体の脂肪分を流すと聞いて黒茶(プーアール等)毎日 飲んでいたり。 眠れないと言って気分を変える為に白茶を飲んだり。 (浅い焙煎のお茶は爽やかですが身体を冷やす方向に働きます。) (黒茶は胃の強い方でも空腹には飲まない方が良いお茶です) (白茶は優しいけれどカフェインが強い部類なので覚醒します) 自分の身体を持って行きたい方向と反対のお茶を口にした為に、何故 かしらないけれど生活のリズムが狂ったり、薬を飲まざるを得なくな ってしまったり、もしかしたらなっているかもしれません。 お茶を買った時に「そのお茶の特徴」と共に「どんな風に身体に働く のか」を軽く把握すると、より楽しい時間が持てそうです。 茶葉の袋や缶に「消化に良い」とか「身体を温める」とか「頭をすっきり させる」とか。 考えるといくつも同じ葉に効能があることが分かるかも。 マメな方はラベルなんてつけるのも一興です。 ちょっと楽しいですよね。 それはお茶をより知ると共に、自分たちの身体のことも考える良い機会 も与えてくれる可能性にもつながって行くのです。 そして何より一番大切なのは「美味しく飲む」こと。 簡単に言えばそれにつきるのでしょうね。 美味しいと思う物が必要な物、自然の摂理です。 人はあまりに多くの余分な知識や先入観に囲まれているので、本来の 自分の身体の声が聞こえなくなっていることが多そうです。